「佐賀のかばいばあちゃん」 筆者:島田洋七

佐賀のがばいばあちゃん (徳間文庫)作者: 島田洋七出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2004/01/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 60回この商品を含むブログ (211件) を見る昭和三十三年、広島から佐賀の田舎に預けられた八歳の昭広。そこでは厳しい戦後を…

鉄道員(ぽっぽや) 筆者:浅田次郎

鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫) [ 浅田次郎 ]ジャンル: 本・雑誌・コミック > 文庫・新書 > 文庫 > その他ショップ: 楽天ブックス価格: 518円娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた…。 映画化され大ヒットした表題作「鉄道員」はじめ…

「無印おまじない物語」 筆者:群ようこ

無印おまじない物語 (角川文庫)作者: 群ようこ出版社/メーカー: 角川書店発売日: 1997/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (1件) を見る信じるものは救われる?お入学、就職、結婚に効く“おまじない”はこんなこと!?水晶玉、幸せ体操、金太郎の腹掛け、お…

「森のなかの海」 筆者:宮本輝

森のなかの海(上) (光文社文庫)作者: 宮本輝出版社/メーカー: 光文社発売日: 2004/09/10メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (27件) を見る 阪神淡路地区を大地震が襲った日、36歳の仙田希美子の平穏な人生も崩壊を始めた。夫は地震の直後に愛…

「肉体百科」筆者:群ようこ

肉体百科 (文春文庫)作者: 群ようこ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1994/07メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る油抜きダイエットでしもやけができる! もりもりと盛り上がる二重うなじの恐怖、ひじの梅干し化の防ぎ方、便秘と…

「星と伝説」著者: 野尻抱影

星と伝説 (少年少女ものがたり百科 4)作者: 野尻抱影,西村保史郎出版社/メーカー: 偕成社発売日: 1961/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 1回この商品を含むブログ (4件) を見る人びとは大昔から星の美しさに魅了され、さまざまな物語を生みだしてきま…

「センセイの鞄」筆者:川上弘美

駅前の居酒屋で高校の恩師と十数年ぶりに再会したツキコさんは、以来、憎まれ口をたたき合いながらセンセイと肴をつつき、酒をたしなみ、キノコ狩や花見、あるいは島へと出かけた。歳の差を超え、せつない心をたがいにかかえつつ流れてゆく、センセイと私の…

「雨は心だけ濡らす」 筆者:北方謙三

デザイン事務所に勤めるインテリア・デザイナー、美有のもとに、思いがけない大きな仕事が舞い込む。イタリア製のスポーツカーに乗って現れたのは、憧れの建築家、野木路子。インテリジェント・ビルのインテリアをすべてまかすという依頼だった。仕事を始め…

「パンチパーマの猫」 筆者:群ようこ

自分を美人と思い込んでいる不思議な知人に「我が身のことは人に問え」、激しく変貌したコンビニ店員を見て「生まれながらの長老なし」、家族からの愛が欲しいと涙目で訴えるおじさんは「ごまめの歯ぎしり」…、おかしな人、心に染みる出来事に出会って、古来…

「名もなき毒」 筆者:宮部みゆき

どこにいたって、怖いものや汚いものには遭遇する。それが生きることだ。財閥企業で社内報を編集する杉村三郎は、トラブルを起こした女性アシスタントの身上調査のため、私立探偵・北見のもとを訪れる。そこで出会ったのは、連続無差別毒殺事件で祖父を亡く…

「超・殺人事件―推理作家の苦悩」 筆者:東野圭吾

パロディーか自虐か。笑いの仮面の下に毒と皮肉を潜ませて、昨今の出版業界をメッタ斬り。作家の超舞台裏を描く爆笑短編集。これはすべてフィクションです。 旦那の書棚から拝借しました。 東野圭吾を読んで、笑いが出たのは始めてです。 一話目の「超税金対…

「柔らかな頬(上下巻)」 筆者:桐野 夏生

カスミは、故郷・北海道を捨てた。が、皮肉にも、北海道で幼い娘が謎の失踪を遂げる。罪悪感に苦しむカスミ。実は、夫の友人・石山に招かれた別荘で、カスミと石山は家族の目を盗み、逢引きを重ねていたのだ。カスミは一人、娘を探し続ける。4年後、元刑事の…

「乗り遅れた女」 筆者:夏樹静子

新幹線に乗り遅れたと、東京駅から新潟までタクシーを飛ばした女は、好物のはずの夕食の蕎麦をなぜ残したのか?―「乗り遅れた女」。深夜タバコを買いに出、交通事故に遭った男の妻とその犯人は、なぜ監察医に会いに行ったのか?―「三分のドラマ」。もしかし…

「怖いくらい当たる血液型の本」 筆者:長田 時彦

「私、こんな性格じゃない!」“血液型の本”を読んで、こう感じる人も少なくないはず。それは当然のこと。血液型の共通点は、性格ではなく“モノの考え方”なのです!相性、仕事、趣味、話し方、人間関係…。 本書を読めば、今まで気づかなかった、血液型の意外…

「平成元年の殺人」 筆者:斉藤栄

浜倉和樹と言う弟子入りを志願する青年から、推理作家・中里英光の所に手紙が届く。弟子は取らない主義の中里は浜倉の熱意と文面に、手紙のやり取りのみと言う条件で弟子入りを認める。浜倉の推理小説に対する疑問に答える形で中里は持論を展開する。作家と…

「火の粉」 筆者:雫井修介

元裁判官・梶間勲の隣家に、かつて無罪判決を下した男・武内が引っ越してきた。溢れんばかりの善意で、梶間家の人々の心を掴む武内に隠された本性とは? 怪作『虚貌』を凌ぐサスペンス巨篇。 自白した被告人へ無罪判決を下した元裁判官に、今、火の粉が降り…

「あたしが帰る家」 筆者:群ようこ

時は昭和三十年代、甲斐性なしの父は家にお金も入れずにブラブラし、子供のお金にまで手をつけてしまうようなとんでもない奴である。小学生の「私」は、ある物を寝ている父親の口に入れたら死ぬと思い、実行するのだが…。無邪気で可愛くてちょっぴりコワイ子…

「龍は眠る」 筆者:宮部みゆき

嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走…

「その日のまえに」 筆者:重松清

僕たちは「その日」に向かって生きてきた 男女が出会い、夫婦になり、家族をつくって、幸せな一生なのか。消えゆく命の前で、妻を静かに見送る父と子。感動の重松ワールド。 昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。それを不意に断ち切る、愛するひ…

「秘密」 筆者:東野圭吾

妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーと…

「天の夜曲 流転の海〈第4部〉」 筆者:宮本輝

昭和31年、熊吾は大阪の中華料理店を食中毒事件の濡れ衣で畳むことになり、事業の再起を期して妻房江、息子伸仁を引き連れ富山へ移り住む。が、煮え切らない共同経営者の態度に、妻子を残して再び大阪へ戻った。踊り子西条あけみと再会した夜、彼に生気が蘇…

「血脈の火 流転の海 第三部」 筆者:宮本輝

やっと第3部「血脈の火」を読みました。 G・W中、映画メインだったので、なかなか進まなかったのですが、昨日 読破しました。 我が子を1人の人間として接しながらも、全身全霊で守る父の姿に心が揺さぶられました。 本当に凄い父です。 って事で、やっと第…

「流転の海」「地の星」 筆者:宮本輝

丁度、1週間前に「流転の海」、そして先ほど「地の星」を読み終えました。 シリーズ物で現在第4部まで出ているらしいです。 「流転の海」で松坂熊吾の壮絶な生き方に戸惑いつつもとても惹かれるものを感じました。 第2部「地の星」では、故郷に戻った松坂熊…

「家族の言い訳」 森裕美

THUTAYAで1冊仕入れて、実家で本を読みました。 夫が蒸発した妻、妻に別れを切り出された夫、母に捨てられた息子、死期が迫る母…家族に悩み、家族に喜ぶ。数々のヒット曲であなたを熱くさせた名作詞家がつむぐ、ハートに響く初短編集。 (BOOKデ…

 「花の降る午後」 宮本輝

また読破するのに10日も掛かってしまいました。 夭折したレストラン・オーナーの夫は店に掲げた「白い家」の額の裏に、妻に宛てた驚くべき告白の手紙を隠していた。そしてその絵を貸してくれと作者の高見雅道が訪れてきたとき、新しい恋と、店を乗っ取りから…

 「青が散る」 宮本輝

本日、彼の作品では3冊目となる「青が散る」を読み終えました。 この本を読破するのに10日掛かりました。^^; ひたむきにテニスにうちこむ青春の群像―新設大学のテニス部員たちをとおして若さのもつ苦渋と輝きを定着した瑞々しい青春小説。 (amazon…