「花の降る午後」 宮本輝

花の降る午後 (講談社文庫)
また読破するのに10日も掛かってしまいました。


夭折したレストラン・オーナーの夫は店に掲げた「白い家」の額の裏に、妻に宛てた驚くべき告白の手紙を隠していた。そしてその絵を貸してくれと作者の高見雅道が訪れてきたとき、新しい恋と、店を乗っ取りから守る妻典子の華やかな闘いが始まった。新しい時代を生きる女のしなやかな生を描く宮本文学の傑作!
(amazon「Book」データベースより)


数年前に行った神戸の坂道を思い出しながら読みました。
腹黒い犯罪が起こるけど、女主人の知的で品のある艶やかな個性が充分に描かれていて、やわらかい気持ちになれました。


宮本輝の作品は、何かで中和された不思議な癒しがあるような気がします。
次ぎも彼の作品を読もう〜♪