「無印おまじない物語」 筆者:群ようこ

信じるものは救われる?お入学、就職、結婚に効く“おまじない”はこんなこと!?水晶玉、幸せ体操、金太郎の腹掛け、お守袋などに人生の命運をかける女性たちのおかしく、少し哀しい物語。
子どもの首には不釣合な地味で重い水晶玉。明るい未来を招く不恰好な幸せ体操。懸賞品を射止めるために、必ずしなければならないある行為―。しようもないガラクタに望みをたくし、陳腐な思い込みをふりかざし、人よりも多くの幸せをつかもうとする女たちの、おかしくて、少し哀しい物語。


バカバカしいけど幸せになる為のおまじない、本人にとってはとてもまじめな出来事を、ようこ節が良い意味で程好いスパイスを効かせて綴られた1冊です。
「愛の神社」は、ケタケタ声に出しながら読んでました。
あぁ〜、面白かった!!