「天国の青い蝶」(テレビにて鑑賞)

末期の脳腫瘍に冒された少年の夢は、世界でいちばん美しい青い蝶ブルーモルフォに触れること。彼の夢をかなえようと、母は有名な昆虫学者に、息子の夢をかなえてほしいと頼む。そしてブルーフォルモは生息する中南米に旅立った彼らが、そこで見たものは…。
現代のおとぎ話のような物語だが、意外やこれは実話で、青い蝶ブルーモルフォに触れた白血病の少年の病が奇跡的に治ったというニュースをドラマティックに描いたトゥルーファンタジー。各キャラクターは映画的に味付けされており、少年と青い蝶探しとともにする堅物昆虫学者は旅を通して心を開いていき、余命少ない少年の世話をすることが人生のすべてだった母親は女性らしさを取り戻していく。リスクを承知で冒険に出た主人公の勇気が、大人たちをも変えていく、そんなサイドストーリーもすがすがしく、じつに心地よく描かれている。主人公を演じたマーク・ドネイトの素直さ、昆虫学者を演じたウィリアム・ハートの的確な演技など、役者たちの巧さも光る。


スカパー(洋画☆シネフィル)で観ました。
末期のガン患者が蝶に合う為にジャングルに入り、蝶を見た少年の体のガンが消えていた!って・・・
これが実話っていうんですから凄いです!
イギリス映画、映画のテンポが好きです。
こういう映画は特に作りが丁寧な気がします。
脳腫瘍で方向感覚やバランス感覚も犯されている車椅子の余命を宣告された少年を密林のジャングルに連れて行く決心をした昆虫学者もとても懐の深い方だと思いました。
ただひたすらに博士を信じて付いて行く少年もけな気でした。
地味な映画だとは思いますが、心が温かくなる映画です。