「美しき凶器」筆者:東野圭吾

美しき凶器 (光文社文庫)

美しき凶器 (光文社文庫)

安生拓馬、丹羽潤也、日浦有介、佐倉翔子。かつて世界的に活躍したスポーツ選手だった彼らには、葬り去らなければならない過去があった。四人は唯一彼らの過去を知る仙堂之則を殺害し、いっさいのデータを消去。すべてはうまく運んだかに思われたが…。毒グモのように忍び寄る影が次々と彼らを襲った!迫りくる恐怖、衝撃の真相!俊英が贈る傑作サスペンス。


久しぶりに本を読みました。
ラストが面白かったです。
最初から犯人が分かっている展開ですが、復讐の為に次々と殺人を犯して行く様子が坦々としていて、恐怖を感じました。
中盤までは、ただの復讐劇っぽいストーリーなのですが、後半からラストにかけて、展開があり、ラストでは、犯人も哀れにさえ思えて来ます。
彼女は一体、何者だったのだろう・・・。