しおり

実家に帰ったら、父が寝室のテレビで「なんでも鑑定団」を観てました。
私は、居間で観る事に。
骨董物は、よく分からないけど、なんか面白いんですよねぇ〜。
ある所にはあるものです。
家にはな〜んもござりません。


テレビを観終わった父が、部屋から出てきました。
私が来ていた事にやっと気付き、何やらゴソゴソと引き出しから出してきました。
紙と細い筆ペンでした。
私が本を読むようになったので、父が私に、と 手作りのしおりを作ってくれていたのです。
そこに自分が小学校の時に先生に教えてもらった言葉を書いてくれました。
「書は最善の師友なり
広く文読め 後々の為に」


たった一枚のしおりに父の想いがたくさん詰まっているようで、涙がぽろぽろ溢れてきて止まりませんでした。
そこへ母が部屋に入ってきて、私が泣いているので たまげて心配させてしまい、気持ちを上手く伝える事が出来ませんでしたが、事情を説明したら、「何も泣くほどの事じゃないでしょうが・・」と半分飽きれた顔で笑われました。(((・・;)
だって、嬉しかったんだもん♪ たった一枚の手作りのしおりが〜。