「エディット・ピアフ〜愛の賛歌〜」(映画館にて観賞)

1915年にピアフは誕生した。貧困の中で育ったが、天性の歌声は幼少期から周囲の人々を驚かせていた。パリの名門クラブのオーナー、ルイはピアフが20歳の時に出会い、彼女の歌声の虜となり、クラブの舞台に彼女を立たせる事を決意する。この瞬間に伝説の歌姫が誕生し、世界に羽ばたいていくのである――。


試写会で当った映画です。
ラッキーにも、この映画、観たかった1本でした。
癖のある映画なので、ダメな人はダメだと思います。
全編フランス語でございます。
シャンソンの歌声と供に、激情な人生を歩んだ1人の女性の生涯を描いてます。
過去と現在が交差して話が進むので、なかなか分かり難かったのですが、逆にその演出が、独特の世界へと引きずり込んで行きます。
見事でした。
フランス映画って、扉をもう一つ開けた世界がある!というか、海で言うと深海の世界!というか、癖がある!というか、観応えがあります。
しんどさもあるのですが、ズルズルと引き込まれて行く不思議な世界がありました。
主役のマリオン・コティヤールの演技にも釘付けになりました。
華の20代から病気で瀕死の40代までの豹変ぶりには驚かされます。
どれが本当の年か分からないほど、それぞれの年齢を見事に演じ切ってます。
私は、好きだなぁ〜、この映画。