「博士が愛した数式」(DVDにて鑑賞)

博士の愛した数式 [DVD]
小川洋子の同名小説を映画化。不慮の交通事故で、記憶が80分しかもたないという障害を負ってしまった天才数学者の博士、その博士のもとで働く家政婦、幼少から母と二人で生きてきた10歳の息子が織り成す美しく温かい交流を描いた感動作。博士が他人と話すために編み出した“数式”という一見難しく思われるものから次第に、秘められた真の言葉の意味を知っていく…。
(「Oricon」データベースより)


面白かったです。
最近、日本映画の魅力にすっかりはまっています。
一見難しそうに聞こえる数字!その数字にも色々な顔があり、まるでその数字にも魂が存在するような、そんな気持ちで数字達と過ごす博士が、とてもピュアで、気持ちがとても解れて行きました。
大人になったルートが数学教師になり、博士と出会い、過ごした時間を説明しながら授業を進めて行きます。
この授業が物凄く心地よい時間でした。
長野の川面の風景も美しかったです。時間に流される事のない、まるで博士そのもののように思えました。
奇跡なんて起きません。
でも そんな博士が静かに訴えかけてくる何かを感じ取り、皆が癒されて行きます。
観ているこちらもほんわかした気持ちになれました。