「赤い指」筆者:東野 圭吾

赤い指

赤い指

犯罪を越えたその先に、本当の闇がある。二日間の悪夢と、孤独な愛情の物語。
この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身によって明かされなければならない-。犯罪を超えたその先に、本当の闇がある。2日間の悪夢と、孤独な愛情の物語。


同僚が、ラストは泣けた!と言ったたので、ちょっと期待してました。
期待以上でした。
読み終った後は、切ないくも、心で繋がっていた親子関係に、両目から一筋 涙が流れました。
介護問題、痴呆、姑と嫁の問題、問題を抱える一人息子とその子供を育てた過保護な母親と家庭を省みない無関心な父親。
今の社会の深刻な問題を 一つの家族が起す事件で、関わって行く人々がそれぞれの立場で、描かれています。
出来すぎと思いつつも、ラストの刑事の親子関係は言葉を越える感動がありました。