「パラレルワールド・ラブストーリー」筆者:東野圭吾
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/03/13
- メディア: 文庫
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面白かったです。
途中から、話が180度違う展開にとまどいながら、読み進めて行く内に、秘められた実験の骨格が だんだんと見えてきて、ラストは、とても切ない展開になります。
親友同士が同じ女性を好きになり、各々の存在に縛られて、傷つき、傷つけ、何時の間にか、記憶を書き換えて行き、あるキーワードが切っ掛けで、書き換えられた記憶が脆くも崩れ始め、パズルを埋めるように、元の記憶を手繰って行き、その結末に、本人も驚くような展開が待っていました。
ラストの智彦の手紙で、一気に目が潤んでしまいました。
切なかったなぁ〜。