「クローズド・ノート」 筆者:雫井脩介

クローズド・ノート

クローズド・ノート

私の部屋に置き忘れられた一冊のノート。はじめは手に取るつもりもなかったのに。そのノートを開きはじめたとき、私の平凡な日常は大きく変わりはじめる―。『火の粉』『犯人に告ぐ』の俊英が贈る、2006年最初にして最高の物語。携帯サイトでの連載時から感動の声が続々。100万アクセスを突破した、切なく暖かい恋愛小説。


映画で静かな感動を味わったので、本も読みたい!と思ってたら、同僚が持っていたので、借りました。
映画よりも、更に面白かったです。
本は、映画と微妙に役のイメージが違う人もいましたが、ヒロイン2人は、映画の通り、沢尻エリカと竹内裕子のイメージでした。
伊勢谷友介が、ちょっと違うかな?という気はしましたが、映画を最初に観たので、それほどの違和感は感じませんでした。
映画のストーリーと、微妙に展開は違いますが、全体的には、本に沿って作られているなぁ〜と思いました。
本の方が、伊吹先生の日記の内容が濃いので、物凄く引き込まれます。
文房具店のバイト先での物語も、本の方がよく描かれていて、臨場感が伝わってきました。
「火の粉」を読んだ時は、物凄いストーリー展開にゾッとしましたが、こんなに繊細なストーリーを、同じ人が書いていた事に驚きました。
雫井脩介って、凄いなぁ〜。