「夫の彼女」 筆者:藤堂志津子

夫の彼女 (幻冬舎文庫)

夫の彼女 (幻冬舎文庫)

出版社/著者からの内容紹介
「いったい、どんな女とつきあってるの?」見知らぬ「夫の彼女」にあれこれ思いをめぐらせ、もがき、苦しみ、翻弄される妻。読みだしたら止まらない、自分さがしのユーモア恋愛結婚物語

内容(「BOOK」データベースより)
「おれを独身にもどしてくれないかなあ…」夫がつぶやくようにそう言ったのは、結婚後も勤めていた会社を辞めて、一年が経とうとした頃だった。矛盾と気まぐればかりの夫に翻弄される、妻・涼紀。見知らぬ「夫の彼女」に思いをめぐらせ、納得のいかない別居生活が始まったが…読み出したら止まらない、自分さがしのユーモア恋愛結婚小説。


始めて藤堂富士子の本を読みましたが、面白かったか?と聞かれると、難しいです。
面白かったら1ヶ月も掛かってなかったと思うし・・・。
前半は、夫が実は、若い男の子が好き!というので、度肝を抜かれて、読み始めましたが、夫の身勝手さに段々と腹が立ち、別居に追い込まれた主人公(妻)も、いつまで経っても未練タラタラで、煮え切らない性格に、読んでいる内に疲れてしまいました。
途中、少し間を空けたら、ストーリーがすっかり飛んでいて、また読み返して疲れて〜みたいな・・・
後半は、夫の10歳年上の彼女が登場して、話の展開が見えてしまいました。
普通に在り来たりな展開でしたが、前半の中だるみより、ずっと面白かったです。
とにかく、この夫の身勝手さに、憤りを感じました。
ユーモア恋愛結婚小説!って事だけど、別にユーモアは全然感じられませんでした。