旧山古志村〜小千谷へ

朝、7時40分頃、家を出発。9時45分頃に実家に到着!
9月に両親が、今の山古志の現状を見ておきたい!というので、連れて行く事にしました。
実家の前の花々に秋を感じてパシャリ!
こんなに落ち着いてコスモスを見るのは、今年初めてだなぁ〜♪


実家は中越にあります。
新潟県中越地震から間もなく2年が経とうとしてます。
生活が一変してしまった方々の苦悩・・
全壊した旦那の実家の本家、地盤がずれて家が傾き、住めなくなった友人宅、
旅館をしていた友人宅も家の損壊が酷く、閉館に追い込まれ、地方に出稼ぎに・・、
畑のある裏山が崩れ、秋の実りも諦め、家が傷み、何度も続く余震で、ライフラインも絶たれた中、3週間以上も避難解除が出ず、寒中、倉庫のコンクリートに畳を敷いて、近所の方々、三世帯で共同生活をしていた越路町の旦那の実家の家族とご近所の方々、
家への被害があったものの、そこに住める事の出来た私の実家の家族、
新潟市でもかなりの揺れを感じたものの、翌日も普通に出勤して生活できた私、
様々な生活の中で まだ地震の爪跡、記憶は残っています。
仮設住宅で今も不便な生活を送っている方々もまだいらっしゃいます。
そんな中、出掛けて行きました。
実家から小千谷市街まで30分ちょい、旧山古志村までは1時間弱です。


あの頃とは比較にならないほど、綺麗に整備された道が続いてました。
小千谷の街中も大きくて、とても綺麗でした。
しかし旧山古志村に向うに連れて、復旧工事の県外のトラックが目に付くようになり、この頃、緑豊かで美しいはずの山々は、あちこちが土砂崩れで茶色い地肌がむき出しになって、土砂を防ぐブルーシートがかけられていました。
窓ガラスが割れたままの家、傾いた家や、亀裂跡がはっきり確認出来る家、建てたばかりの新築など、まだまだ、たった2年しか経っていないのだ!という事を実感しました。
数年前のカーナビは役に立たず、行き止まり、また許可証のある車しか入れない場所もあり、何度もUターンしました。
高台から見た山古志村の風景。
茶色い砂がむき出しになった山々の風景を 爽やかな秋晴れが 優しく包んでいるようでした。
これも自然なのだ!と思うと、何か込み上げてくるものを感じました。
両親もそれぞれの想いを口に出して、今の山古志の風景を見つめていました。
車中、声を出して驚いている父が、何を見て驚いているのか気になったけど、運転中で見る訳にもいかず・・・
私も一緒に見たかったぁ〜・・。(笑)