「ダブルフェイス」筆者:久間十義

ダブルフェイス (幻冬舎文庫)

ダブルフェイス (幻冬舎文庫)

渋谷で絞殺されたホテトル嬢は、一流企業のエリートOL・島本晃子。東電OL事件を素材に、政財界の圧力に抗し、晃子の軌跡を追い続ける刑事たちの姿を克明に描いた本格的警察小説。(出版社/著者からの内容紹介)

その異様さで今も人々を震撼させている東電OL事件を素材にした戦慄の巨編。渋谷で絞殺されたホテトル嬢は、一流企業のエリートOL・島本晃子。当初ゆきずりの犯行と思われたが、晃子の家から政財界の要人リストが見つかったことで事件は急転回を見せる。政財界の圧力に抗し、晃子の流転を追い続ける刑事らの姿を克明に描いた渾身のミステリ。(「BOOK」データベースより)


実話をベースに描かれた小説という事で、なかなかリアルでした。
読み易く、面白かったです。
昼間の顔と夜の顔を持つ女性の生き方を 想像出来る視点で描いています。
まだまだ男性優位な時代で 男性と互角に仕事をこなすOL達の苦悩が、垣間見れます。
仕事でキャリアを積んで行く分、何かを刷り減らさなければ生きて行けなかったのでしょうか。
登場人物それぞれの形で表現されていました。