秋川雅史コンサート’07 〜千の風になって〜

会場に5時半頃、着きました。
いつも停める位置に車を停めて、館内に入りました。
いや〜〜〜〜〜っ!!!お婆ちゃん、お爺ちゃんがズラ〜〜〜ッと。。
今まで見たコンサートの中で、1番平均年齢が高かったと思います。
千の風になって」の日本語詞で作曲者である新井満さんは新潟の出身です。
千の風になって」は、ローカルラジオのBSNラジオで、大倉修吾さんがパーソナリティを努めた番組「ミュージックポスト」から火が付いた曲だそうです。
これを新潟のラジオ局が流した事で、全国の人々に知って頂けるようになり、昨年は、終にNHKの紅白に出る事が出来た!との事。
会場には、前から3列目にパーソナリティを努めた大倉修吾さんもいらしてました。
開演前に気が付いてましたが、皆さん、大倉さんに気付くと、声を掛けておられました。
その度に、大倉さんは席を立っては、丁寧に挨拶をされてました。
定年を迎え、2006年6月に退社されましたが、BSNのパーソナリティとして留まっておられ、現在もバリバリに活躍されています。
彼の気取らない人柄と、丸だしの新潟弁が、県内の人々に愛される理由かもしれません。
秋山さんが大倉さんを見付けて、挨拶をされてました。
なんかやり難いです〜と苦笑していた姿が可笑しかったです。(笑)


私の席は、17列目のドセンターという、ラッキーシートでした。
コンサートは、ピアノのみで、後は、マイクスタンドはなく、床に小さいマイクを取り付けて、秋川さんの音を少し拾っていた程度でした。
ほとんど、マイクなしでご自分の声のみで、歌っていた!という印象を受けました。
スピーカーからではなく、正面から彼の声が響いてました。
セットリストは以下の通りです。

  1. 5月のバラ
  2. イヨマンテの夜
  3. 落葉松
  4. 一本の鉛筆
  5. 長崎の鐘
  6. 津軽のふるさと
  7. リンゴ追分
  8. グラナダ
  9. 悲しき天使
  10. 千の風になって


アンコール
翼をください


品のある面白いMCで皆をクスクスと笑わせていました。
千の風にのって」を歌う前に、自分のお婆ちゃんの話をしたのですが、大爆笑でした。
10曲でしたが、曲紹介をクラッシック歌手独特の視点から解説したり、イタリア修行の頃の珍事や、音楽の専門的な話もオモシロ可笑しく楽しく話してくださいました。
あんなに超絶なトークをされる方だとは想っていなかったです。
すっかりイメージが変わりました。
日本の曲でテノール歌手の良さを充分引き出してくれる曲は、「イヨマンテの夜」だそうです。
鳥肌が立ちました。凄かったぁ〜!!
グラナダ」は、自分の得意分野だけあって、もう最高に素晴らしかったです。
そしてフルで初めて聴いた「千の風になって」は、詞の温かさにふれ、感動しました。
初めて聴いた生歌!近くの席の方々の中には、涙を拭いておられた方もたくさんいました。
でもそれ以上に私の心を引き付けた曲!
それは、アンコールで歌われた「翼をください」です。
フォークソングを秋川さんが歌うと、奥行きが増して、クラッシックっぽく聴こえてくるから不思議です。
素晴らしかったです。
「りんご追分」では、目を伏せてしまい、その内にウトウトしちゃいましたけど・・。^^;
CDは、結局、買ってきませんでした。
理由、お財布の中が2000円しかなかったから。(ばう)
とても贅沢な一夜でした。