「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(映画館にて鑑賞)

出演:オダギリジョー樹木希林内田也哉子松たか子小林薫


東京に弾き飛ばされ故郷に戻っていったオトンと、同じようにやってきて帰るところを失ってしまったボクと、そして、一度もそんな幻想を抱いたこともなかったのに、東京に連れてこられて、戻ることも帰ることもできず、東京タワーの麓で眠りについた、ボクの母親の、ちいさな話――。


ずっと観たかった映画です。
面白かったです。
私は、映画のオダギリジョーが、一番、リリー・フランキーに雰囲気が似ていると思いました。
あのヒョ〜ヒョ〜とした所も似てたし、何より演技が冴えてましたぁ〜♪
そしてなんと言っても樹木希林の演技に引き込まれました。
私の中では、やはりこの人が一番しっくりきました。
まさに「昭和の母」のイメージでした。
放射線治療に苦しむ姿も名演でした。
観ていられないくらい辛くて、母親を観ているオダギリジョーの演技にまた引き込まれました。
泣きに拘った演技ではなく、出演者の個性が光る作品に仕上がってます。
横断歩道を渡る親子の姿を見て、ジーンと来ました。
小林薫の父親ぶりもまさに自由人!といった感じで、良かったです。
まさに父と息子、似た者親子という感じでした。