「ナイロビの蜂」(映画館にて鑑賞)

ナイロビの蜂 [DVD]
アフリカの太陽のように情熱的な妻テッサと、イギリスの庭園のように秩序正しい外交官の夫ジャスティン。愛し合っているからといって、相手のすべてを理解しているとは限らない。ジャスティンの場合もそうだった。互いを尊重するという名目で、テッサの人生を外から眺めていたジャスティンは、妻を亡くして初めて彼女に踏み込んでいく。正義を信じたテッサの深い人間愛に触れ、勇気ある行動をなぞり、彼女ともう一度、そして今度は真実に満ちた愛だけが、巨大な悪に立ち向かう唯一の武器だと示すジャスティンの姿は、観る者の心の奥深くまで届き、尽きることのない感動を与えてくれる。
第78回アカデミー賞助演女優賞受賞(レイチェル・ワイズ


終演まで後1週間ということで、ここまで来たらDVDでも良いかな?!とも思っていたんですが、旦那を迎えに行くのに丁度良い時間帯だったので、映画館で観ました。
久しぶりにレイフ・ファインズの作品を堪能しました。
劇場で観て良かったです。
ナイロビの陽と陰の映像とそこに流れる音楽が見事にマッチしておりました。
貧困とそこに目を付けた金儲け第一主義の陰謀!を、底の目で描いた素晴らしい作品だと思いました。
今までは、ことなかれ主義で何事にも背を向けてきた夫が、妻の死によって初めて夫婦として、彼女の立場で妻の辿った道を歩み出します。
穏やかな紳士から、妻の死を追い続ける直向な夫に移行していく姿は、名演でした。
助演女優賞を受賞したレイチェル・ワイズの演技も難しい役所だったと思います。
ほとんど回想シーンで登場しますが、それが一層切なく美しさを演出しています。
ただ劇中での彼女の夫の愛し方に私は、共感は出来ませんでした。
それは多分、私自身、安全な国で普通に生活しているから思えることなんだろうなぁ〜と思いました。
全部が全部、悲劇的でなかったことが救いです。


帰り(12時)に旦那から足代(映画代)1200円の所、1000円頂きました!v^^
近場だったら無料ですが、なんたって深夜、おまけに往復24kmですからぁ〜。
まいどありぃ〜♪