「ブロークバックマウンテン」(映画館にて鑑賞)

ブロークバック・マウンテン プレミアム・エディション [DVD]
1963年、ワイオミング。イニス・デル・マーとジャック・ツイストはブロークバック・マウンテンの農牧場に季節労働者として雇われ、運命の出逢いを果たす。ともに20歳の二人は、牧場主のジョー・アギーレから、山でキャンプをしながら羊の放牧の管理をする仕事を命じられる。壮大で美しいブロークバック・マウンテン大自然の中で、仕事をしているうちに、次第に意気投合する二人の間には、友情を超えた、しかし、本人たちすら意識しない、深い感情が芽生えはじめる―。
<本年度アカデミー賞 監督賞受賞 アン・リー
<本年度アカデミー賞最多主要8部門ノミネート>


ネタバレなしで感想〜・・・・
うーーん、むずかしいなぁ〜。頑張ってみるかな。(笑)
バレたらお許しを・・。
この映画、144分とちと長めですが、全然長く感じませんでした。
常識、世間体、道徳・・・
これらを重んじる方にとっては頭から理解しがたい作品かも?と思いました。
私は色メガネで観る事なく、一つの愛の物語を観る心構えで観るつもりでした。
でも前半は、自分が「う〜ん、考えられない〜・・」とか、「信じられない〜・・」とか・・
頭から常識を持ち出して観ていました。
そう思わせたのは、やはり2人の男性は、結婚して妻子がいたからです。
ここで既に演出の罠にはまってました。(笑)
真実を知って苦しむ妻を観ていたら、彼らの行動がとても自分勝手に思えて反発感はあっても共感なんて感じられませんでした。
でも最後は、とても安らかな気持ちにさせてくれます。
それはある意味、観ている側も悲劇的な結末で何かが浄化されて行った、という事なのかもしれません。


1963年というまだ保守的な時代で、苦しみ続けた2人の男性ですが、私は「理解」とまでは言いませんが、「こんな愛のかたちもあるんだなぁ〜」と、最後にとても安らいだものを感じました。
良い映画だと思いました。
スクリーンに映し出されるブロークバックマウンテンが美しかったぁ〜。
これって山の名前だったんですね。。←ばらしてる!
でもこの場所が彼らの自分達が自分らしくいられた唯一の場所だったということです。
それにしても「R−12」って低過ぎだと思うなぁ〜・・。
やはり最低でも「R―15」だと思うけどなぁ〜・・。